過去問の使い方
10月も半ばになり、過去問と戦う受験生も多くなってきていると思います。学習塾リベラでもほとんどの授業で過去問演習を行っております。今回は過去問の使い方を書きたいと思います。
過去問(大学受験では通称"赤本")から学べることは、
・試験時間や解答形式
・問題の傾向(問題のレベル)
・合格最低点
などがあります。1つずつ取り上げていきます。
■試験時間や出題形式について
試験時間や出題形式は各大学・各学部によって違います。
例えば、
大学・学部 | 大問数 | 試験時間 | 解答形式 |
法政大学理工学部 | 5つ | 90分 | 全問マークシート |
東京理科大学理学部 | 3つ | 100分 | 大問1はマークシート、大問2,3は記述 |
以上より、
法政大学理工学部は、試験時間が短めでマークシート式なので、問題を見てすぐに手が動くようにしなかればなりません。
東京理科大学理学部は、試験時間は長めですが記述もあるので、時間をかけて解答をまとめ上げる力が必要となります。
同じ大学でも学部や試験日程によって試験時間等が変わることがありますので、受ける試験全ての過去問を解く必要があります。
■問題の傾向
問題の傾向を知ることは、今後の勉強方針を決める大きな手がかりになります。どのようなレベルの問題が出題されているかを知れば、今後どういった学習をすればよいかが分かります。
問題の傾向(レベル)を知ることは今後の勉強の為に行うことですので、過去問を解くことばかりを繰り返すのは効率的とは言えません。過去問を10年分やるよりも3年分やってそのレベルに合った復習や演習を行う方が効果的です。過去問を解くだけで終わってしまうことがないようにしてください。
■合格最低点
合格最低点は常に意識して取り組むようにしましょう。最初から合格点を取ることは難しいと思います。まずは合格点を取るためにどの問題が出来なければいけないかを考え、今後の学習に活かしましょう。合格最低点を越えられるようになってきたら、プラス1割取ることを次の目標にし、そのためにするべき学習を考えましょう。
過去問は、今後の学習の方針を決めるために解くのです。解いて終わりにならないようにすることが一番大切です。
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