芝浦工業大学 入試攻略 物理編
芝浦工業大学の過去問を過去数年分解いたので、特徴と攻略方法を書いておこうと思います。
■問題構成
芝浦工業大学の入試問題は大問4題で、大問1は小問集合、大問2,3,4は流れのある問題となっています。試験時間は90分なので時間に困ることはないと思います。
■出題傾向と問題難易度
・小問集合
小問集合は、非常に一般的な問題が出題されています。いわゆるどの問題集にも採用されているような問題です。このような問題は問題を見てすぐに解法が浮かぶようにしなければなりません。小問集合には原子分野も出題されているので、全範囲まんべんなく学習する必要があります。
・流れのある問題
大問2,3,4のような流れのある問題は、まずは問題をしっかり理解しなければなりません。問題設定が中央大学、法政大学などよりも難しくなっており、計算に手間がかかるものもあるので、しっかりと対策しておかないと得点が取れない可能性があります。力学、電磁気、熱学がよく出題されており、特に熱学は難易度が高いことがあります。
■対策
合格最低点が5割~6割ほどとなっているので、7割取ることを目標に対策をしていきましょう。 上にも書いたように、芝浦工業大学の物理は同偏差値帯の大学よりも問題が難しくなっています。一問一答に近いような問題練習をしているだけでは不十分だと言えるでしょう。 具体的な対策として、
1. 基礎固めが出来る参考書、問題集をやる。
2. 問題文が長めの問題集を解く。
1について
基礎の定着と小問集合を全て得点することを目指して、全範囲網羅できる参考書や問題集に取り組みましょう。『物理のエッセンス』『漆原晃の面白いほどわかる本シリーズ』など色々ありますので合う物で学習しましょう。問題集は『良問の風』『漆原の物理 明快解法講座』などがオススメです。(セミナー物理は入試レベルではない問題が多すぎて時間がかかるので個人的にはオススメしません)
2について
芝浦工業大学の問題設定に対応する為の練習となる問題集を解く必要があります。国公立大学の問題設定は長めになっている傾向があるので、国公立大学の問題を多く採用している問題集を解くと良いでしょう。『重要問題集』は半分以上国公立の最新の問題を採用しており、芝浦工業大学の対策に最も適していると思われます。
■まとめ
芝浦工業大学の物理は少々難しい問題設定になっているので、基礎の定着はもちろん、応用問題の演習もしっかりと行いましょう。力学、電磁気、熱学には特に力を入れて問題演習を行いましょう。
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